先日、人妻サイトを利用しているという女性に会いました。
実は約束を取り付けたのは友人だったのですが、頼み込まれて断れず、仕方なく会うことになったのです。
そんなサイトで出会った女との約束なんて放っておけ、と初めは断ったのですが、そこで只ならぬ事情を説明されたのです。
実は相手の人妻は、友人の会社の役員で、出会ったのは本当に偶然だが、人事的な圧力も口にされたのでどうしようも無いのだ、と。
友人はとにかく、突如決まった海外出張にてんてこ舞いで、私に人妻に関する必要情報だけをメールで寄越した後、連絡が取れなくなりました。
厄介な事に巻き込まれた、と憂鬱な気分のまま、指定のレストランへ仕事帰りに向かったのです。
ウェイターに席に案内されましたが、人妻は先に来て待っていたようです。
挨拶の言葉も浮かばないまま、とりあえず席につきました。
いきなりの事でビックリされたでしょう、と上品な雰囲気をまとった女性が尋ねてきます。
とても人妻サイトを利用するような女性には見えません。
食前酒を口にしながら、私が来てくれたのが嬉しいと言う夫人に、思わず食事くらいなら喜んで、という私がいました。
最後に運ばれてきたコーヒーを前に、人妻は私を見つめて微笑みながら、この後も付き合って頂けるわよね、と言います。
上品さが余計に怖く思えてしまい、化粧室に夫人が消えた隙に会計を済ませ、逃げようと考えたのですが、行動を読まれていたのか、支払いは夫人によって済まされてしまいました。
結局、タクシーに乗って夫人と一流ホテルへ行き、きらめく夜景が見渡せる高層階の部屋へ通されました。
私は一刻も早く帰りたかったので、ルームサービスのワインを一人でガブ飲みし、酔った勢いで何とか任務を完遂できました。
自宅に着いたのは空が明るくなる頃で、そのまま自分のベッドに倒れこんで眠りにつきました。